今回は、私が価格設定するときに意識していることをまとめました。私が価格とメニューを1年に2回(9月と12月)に見直して、単品だったものをコースやセットコンテンツにして、少しずつ単価の高いサービスをつくっています。
特に、値引き合戦から離脱できずに実入り少ない。と言う方に、モニター価格と体験価格の区別を見直すキッカケになるとよいなと思います。
価格設定|売ってみて、疲労せよ!
起業を初めて、最初に悩むのが価格設定です。
私は6年前の起業初年度、1時間3,000円のパソコンレッスンから始めました。
当時はまだパソコンスクールがいくつかありましたので、徹底的に価格をリサーチして決めました。(今はほとんどの教室がありません。)
「教える仕事」のレッスンから始めたのに、最初にきたお客さまは「代わりに作って欲しい」の代行作成のご相談でした。
打ち合わせをして、作るものが高度だったので、【私の作業時間1時間4,000円】で決まったのですが、そこまでのメールでのやり取り、対面での最終引き渡しまで、対応の多さ!
パソコンが分かる者と分らない者のコミュニケーションの取りにくさ…
さらに、企業での仕事を個人的に分からないから依頼されるリスク(情報を簡単にメール添付で送ってきてしまう)。
など、ありがたいことに最初の仕事で、たくさんの気づきをもらい、それ以降、値引きはせずに、徐々に単価を上げ、基本的には「教えるレッスン」のみをサービスとしています。
学んだ分だけ、付加価値を|ひき算できるメニュー設計を
価格を設定しても、その良さをうまく伝えられないと、売れません。
ついつい、お友達価格で値引きをしてしまう。安売りしたくなる。
でも、一度一人のお客さまにお金をもらったら、こちらもブレるわけにはいきません。
ホームページで価格を明記する。のはその対策の一つですが、結局、自分が堂々と価格を言えなければ意味がありません。
単純に値引きをするではなく、たし算とひき算ができるメニュー設計にしましょう。
私の場合は、「教える内容は小出しにしない」が理念なので、内容のたし算、ひき算ではなく、「場」や「人数」で設計しています。
- グループレッスン
- 月1回しかない場
- 個別レッスン
- いつでも聞けるプラン
など。
相手の経費をサービス料に含める
どうしても、お友達価格で行いたい場合な、サービスに必要な経費をそっと含めてあげると良いと思います。
- 通常は、交通費は別途だけど、込みでいいよ。
- 基本は、90分だけど、2時間で完結しちゃおう!
など、相手が出す金額は、同じ。提供内容をより、充実させると言うのもよい作戦だと思います。
モニター価格と体験価格をちゃんと構成する
モニター価格
モニター価格って、こちらの商品は未完成ですよ!って状態。
それを客引きのダシにして、「今ならお得だよ」って言うのは違いますよね。
モニターさんには、
- モニターであるリスク
- お願い事
- どんなサービスに向けてのモニターなのか
をちゃんと提示して、逆に、未完成のサービスだけど、このくらいの成果はあるから、「一部を負担してほしい」とサービス提供者からお願いすること。
体験価格
モニターさんの協力を得て、晴れて万全にリリースする商品の一部を低価格で提供すること。
全然違います。